所沢白翔会病院
8月30日(土)13時から、所沢白翔会病院新館において第1回地域健康講座を開催しました。
当日は、8月末にも関わらず非常に暑い中、多くの方にご参加いただきました。第1回地域健康講座のテーマ「認知症」について講演を行い、その後に「健康体操」を参加者の皆様と一緒に身体を動かしました。
始めに、今給黎院長による挨拶が行われ、「所沢白翔会病院、地域のみなさんと共にある病院を目指します」と、述べました。
次に、診療部長の福田医師による「認知症について 早期発見と予防」について講演をいたしました。講演の中で、フランスやインドでは認知症が少なく、海外ではワインに含まれるポリフェノールや、カレーに含まれるターメリック(クルクミン)などが、認知症予防に効果があるのではないかと報告があるそうです。
会場から、福田医師に多くのご質問をいただき非常に活気のある講演会となりました。
次は、放射線科の田中係長による「認知症とMRI検査」について講演が行われました。講演では、実際のMRI画像などを用いて説明が行われ、認知症と症状が似ている「正常圧水頭症や慢性硬膜下血種」などが、どのように画像で見えるのかを説明がありました。
2つの講演が終了した後に、当院リハビリテーション科職員、理学療法士の長島さんと三木さんによる「健康体操」が行われました。「健康体操」では、参加者の皆様に、楽しく一緒に身体を動かしながら体操を行いました。最初に、「30秒立ち上がりテスト」と「片脚立位テスト」を行い、ご自身の運動機能を調べてもらいました。
「30秒立ち上がりテスト」は、椅子に座った状態から立ち上がる動作を30秒間に何回出来るかを調べるものです。また、「片脚立位テスト」は、両手を腰に当てた状態で、左右どちらかの足を浮かせた状態を何秒間保持できるかを調べるテストになります。
その後に、椅子に座った状態で運動を行い、次に椅子の背もたれを使ったスクワットや股関節の伸展を行いました。参加された皆さんは、熱心に話を聞きながら身体を動かしていたら、終了時間を30分もオーバーしておりました。
参加された方からは、「少しでも知っていると知らないのでは違うので、また勉強したいです。」「健康体操がとてもわかりやすく良かったです。定期的にご指導いただきたいです。」などのお声をいただきました。
今回、当院で主催した初めての地域健康講座となり地域の方々に参加していただきこれからも、今給黎院長の挨拶にありましたように、地域のみなさんと共にある病院を目指し次回に繋げたいと思っております。
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